プロブロガーの定義について考えてみた

Webづくり

コグレマサトさんとするぷさんの共著である、【必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意】の発売から、「プロブロガー」という言葉が注目を浴びるようになってきました。

今日はそのプロブロガーという言葉の定義について自分なりに考察してみようと思います。

何を以てプロブロガー足りえるのか?

まず、前提としてプロブロガーになるのは簡単です。

「私は今日からプロブロガーです。」

資格や認定が必要ない以上、こう宣言するだけ。
強いて言えば、兼業ではなくブログ事業一本である環境にする必要があるくらいでしょう。

ただ、それでは1億総プロブロガーになってしまう。
なので、現実的にプロブロガーとして「食っていける」事を勘案して定義化する事が求められるかと思います。

プロブロガーの条件

さて、ここからが本題の考察。
プロブロガーとして生きていくために必要な条件をカテゴリ別に考えてみたいと思います。

ブログからの総収益について

月間20万円以上の収益を1年以上継続していること

ざっくりですが、これが収益面で満たしておくべき要素かと思います。
根拠はそんな深くないですが、企業勤めの総合職の初任給程度をイメージしています。

2.収益の構成について

特定の広告プログラムが収益の50%以上を占めないこと

あくまで個人見解ですが、ここはかなり重要だと思います。

例えば、収益の殆どがGoogleAdsenseによるもので、運営を続けるうちに何らかのポリシー違反をしてしまった結果、大部分の収益を失ってしまった…こんなのは結構よく聞く話です。

Adsenseは所謂「クリック保証型広告」において頭ひとつ抜けた収益性を持つため、他のプログラムに張り替えたところで同水準の収益への回復は見込めません。

その他のアフィリエイトプログラムに関してもそう。
最近で言えばAmazonAssociateの方針転換によりCD/DVDやゲーム関連の報酬料率が一律2%へ据え置きされてしまった規約変更が多くの阿鼻叫喚を呼びました。

このケースでは当該ジャンルに偏った収益構成だった場合、料率が8%→2%となり収益の75%が吹っ飛ぶ計算になります。

3.ブログのカテゴリ・テーマについて

少なくとも3つのジャンルに対応する構成を持つこと

ずっと求め続けられる情報もあれば、流行り廃りがある情報もあります。
Web媒体の運営の基本は任意のテーマ・カテゴリ・ジャンルについて深く掘り下げて専門性を高める事にありますが、プロブロガーを目指すならば一辺倒は危険だと思います。

テーマAの調子が悪くなってもテーマB・Cで支えつつ、新たなテーマDを模索する。
こうしたテーマ間のチームプレイができるような運営をすることが安定に向けて必要だと考えました。

4.媒体構成について

独自ドメインの媒体を3つ以上持つこと

何故3つなのかは3.に書いたとおりの運営を目指すためです。
重要なのは独自ドメインの媒体を持つこと。

無料ブログスペースにて開設され、巨大媒体として成長を遂げているサイトはいくつもありますが、あくまでこれからプロブロガーを目指すのであれば独自ドメインでの開設は必須だと思います。

理由は簡単で、「第三者による媒体削除のリスク」を消し去るため。
たとえ公序良俗に反するような記事を書かない運営者だとしても、ブログサービス運営元企業によるサービス終了には対応できませんから。

有益な媒体であろうとすることが全て

以上、プロブロガーについての考察を実施しましたが、おそらく多くのプロブロガーは「結果としてプロブロガーになっていた」という方が殆どだと思います。

収益ベースで考えるのではなく、ひたすら自分というフィルターを通してユーザに有益な情報を発信し続ける。
その姿勢がコンテンツを強くし、バイラルを呼び、結果として収益面でも優れた媒体を作っていくのですから。

マイキュレーションはまだ50記事もない媒体ですが、その他のブログ運営経験から初心者の方が目指すべき指標をお伝えします。

最低3ヶ月の期間をかけて1記事あたり1,000文字以上で100記事、1つのテーマについて情報を発信すること

これが出来れば大体1日あたり30〜50ユーザがやってくる媒体になると思います。

コメントがちらほら貰えたり、狙ったキーワードで検索上位に出てきたり、モチベーションが上がるイベントが多くなる一方で殆どの初心者の方が到達できない挫折の先にある素敵な世界ですよ。

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