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アフィリエイトセッションにて登壇してきましたので内容の補足しときます。(ブロガーズフェスティバル2013)

Webづくり

ブロガーの祭典ブロガーズフェスティバル2013、行ってきました。
時間がかなりおしてしまい、なかなか伝えきれなかった部分もありますので補足しておきます。

ブロガーズフェスティバル2013、アフィリエイトセッションの補足

バリューコマース社主催という情報以外公になっていなかったようで、管理画面の使い方なのかオススメ広告プログラムの紹介なのか不明だったと思います。
内容はアフィリエイターによるパネルディスカッションでした。

先立って、しゅうまいさんに詳細レポをして頂いていますので是非ご一読下さい。

成功アフィリエイターの貴重な話をブロガーズフェスティバルで聞いてきたよ | しゅうまいの256倍ブログ neophilia++

しゅうまいさん、レポ有り難う御座いました

というわけで、有意義そうな質問と答えに絞って復習していきたいと思います。

何サイト運営しているの?

アクティブに更新しているドメインとしては12サイトです。

アフィリエイトの経験は今年で3年目になりますが、ゆっくり作りこんでいる感じです。
途中で思った結果が出ない場合はひとまず作った内容のまま寝かせたりもしますので、持っているドメインで言えばこの倍くらいはありますが。

同様に、よく訊かれる質問としては「何PVでいくらくらいですか?」みたいな質問があります。
が、当然ながら広告プログラムの分野によって本当にまちまちなんですよね。

参考までにMax値だけ回答させて頂くと1PVあたり30円とかそういう感じになります。

アフィリエイト活動にかける時間は?

平日は1日1時間、休日は4時間くらいです。

時間で答えるとこうなりますが、平日の作業は1記事更新を徹底しているという話です。
休日は平日にコンバージョンした成果からアクセスキーワードを解析して、翌週の更新計画を立てていく感じです。

サイトを強くする手段のうち自分でコントロールできるものはほぼ記事更新しかありません。
とにかく手を止めずにやり続けるルールを課す事が大事だと思います。

ぶっちゃけ、いくらくらい稼げているの?

野暮ですから2度言うのはやめときます。

ブロガーがWebサイトを作る動機は、基本的にアフィリエイターとは違って収益起点じゃない事がほとんどだと思います。

ですが、舞台は同じWebサイト。テーマを絞ってユーザを狙いすましてコンテンツを提示し、適した広告を紹介することで収益なんてどこまでも伸びていきます。
これまでやってきた感覚だと1サイトで月間8ケタまでは全然いけると思います。

アフィリエイト広告のいいところは?

広告主・媒体・ユーザの三方良しのビジネスモデルなところ

特に広告主においては「何故これが売れたのか?」をトレースできるのはWeb広告だけです。
この観点から日本の広告ビジネスにおいてWeb広告は4マスの中であとはテレビを抜くかどうかというところまで伸びてきましたし、それは評価の証拠だと思います。

特に昨今はGoogleがより精度を高めてきた結果、有益な情報を提供しているサイトからしか広告の成果が出にくくなっている
この点が結果的にユーザにとっても「自ら正当に判断して広告されたモノ・サービスを選んだ」事になると思います。

アフィリエイトを始めたきっかけ、始めてみてどうだった?

結論、このビジネスはちゃんとしていると思った

僕自身のきっかけはどうでもいいので割愛します。

やってみて思ったこと。意外とちゃんと成果が発生するんだなという印象でした。
ASP広告の成果条件とか見ていると、本当にユーザをここまで導けるだろうかと心配になりましたが、実際紹介したリンク先にはプロが作ったランディングページがあります。

自分としてはきちんとコンテンツと広告紹介に添えてメリットを提示し、あとはユーザの判断に委ねるくらいの押し具合でも成立するものなんだな、と。

アフィリエイトのどこにつまずいた?

「僕の日記」に毎回違うバナーを貼るだけのどうしようもなく自分本位なスタートだった

ブロガーは言いたいことがあってWebサイトを立ち上げます。
対してアフィリエイターの多くは収益、任意の広告からの成果発生を目的にしてスタートします。

つまり、初心者の多くは「なんとかどっかから人が来てバナー踏んでそれでコンバージョンして!」ってそういう気持ちだけなわけです。
この点から脱却して、ユーザが欲しい情報でサイトを充実させ、そして自分からの提案としてコンテンツに添えて広告を提案するというスタイルに至るまでが苦悶の日々でした。

究極、アフィリエイターとしての僕は、「誰もお前なんかに興味ないんだよ」というキツ目のユーザ目線を常に持っています。
これは自分の魅力で読者さんを惹きつけるというブロガーの姿勢とは相反するところもあると思います。

自分に自信がないからこそ、徹底的に著者の人格を排除して設定したテーマについての情報の質だけで戦う道を選ぶことができたかなと駆け出しの頃を思い出します。

アフィリエイト商材(広告)の探し方、出会い方

ユーザに費用が発生しない広告を選ぶ。勉強したカテゴリとライバルサイトから。

何を、という点ではユーザのハードルを下げるためにコンバージョン要件が「入金」でないものに徹底しています。
どこから、という点ではASPの中とライバルと見ているサイトから、特にランキング形式になっていればその上位の広告を。

ユーザ目線に立つということを徹底しているので、広告選びの段階から心理的な障壁がどの程度下げられるかを意識している感じです。
有料よりは無料、無名よりは有名。自分がモノやサービスを選ぶならどうするのか?と自問することで報酬額に左右されない選定ができるんじゃないかなと。

アフィリエイト広告を実施するうえでの課題(なにが難しい)?

広告を抜きにして成立するサイトが作れるか

ユーザから見て価値のあるサイトを作ることに尽きます。
旧来のアフィリエイトサイトは「広告の比較」をコンテンツにする形式があまりに多く、それは違うんじゃないかなと思います。

基本的にサイトの持つサービスや記事コンテンツにユーザが満足してくれて、サイト自体を信頼するようになり、結果的にそこで勧められるものも信頼する
この流れがなければ長期に渡って活躍するサイトを作ることはできませんし、そのうえで僕は一定の品質にサイトが達するまでASP広告は貼らないようにしています。

一定の品質って何?という線引は難しいところですが、僕の場合はサイトを作る時にまずコンテンツマップを書きます。サイトの設計図ですね。
任意のテーマについて一連の話題を網羅できるくらいの内容で、最低でも数十記事〜くらいの大きさです。
それらで設定した記事内容を全て書き終えたくらいから広告の整備に入る、といったイメージです。

記事(コンテンツ)を作成するときに心掛ける点

1,000文字以上で、大見出し1、小見出し3くらいの内容

簡単に言って、タイトルに対しての内容量でユーザが失望しないラインを自分で1,000文字と決めているという話です。
記事数が多くなるほどユーザの入口は広がりますが、自分にとっては1/100でも、そのユーザにとっては1/1です。

つまり、最初にユーザが見たページの内容がつまらなければ直帰するだけ。
そこを踏み込んで2PV目に入ってもらえるようにする事に大きな意味があると思います。

たった1記事でクロージングできる広告なんて稀です。
1人あたりPVが10を超えてくるようなサイトが自分の経験上主力になっていることから意識しています。

記事を書くのに、どのくらい、どうやって取材する?

知らない分野は最低3冊本を読む

目安としては何らかのテーマを持ったサイトを作って、そのテーマの用語集を自力で1行ずつかけるかどうかくらいの知識量です。

専門サイトはユーザからの信頼が全て。
知ったかぶりがバレた瞬間に信頼は失墜します。本を閉じるのに似た感覚でしょう。

業界に身を置いていたとか、著者属性で説得力を生むことができるのは稀です。
それでもユーザの疑問や悩みに答えうるレベルまで、知識と発信する情報の精度を高めるためには。
取材に必要なアクション量はそうした自問をすれば決まってくると思います。

注文(コンバージョン)を発生させやすいコンテンツとは?

ユーザが信頼するほど、どこかが尖ったコンテンツ

僕の中でそれは5つに分類しています。

速報性:如何にそのコンテンツは速い情報か
専門性:どれだけそのサイトは任意のテーマに通じているか
独創性:ユニークな切り口で情報を発信しているか
機密性:それは限られた人間しか知らない内容か
集約性:多くの情報から選んだ、まとめたものか

繰り返しになりますが、ユーザは信頼したサイトからコンバージョンします。
これらのいずれかを満たし続けることでそのサイトは「尖った」サイトになり、ユーザからの信頼を得やすくなっていきます。

アフィリエイトサイトのゴールはどこなの?

一番遠い目安は100記事です

僕は1つのテーマを攻める場合、3つのレベルでサイトを作ります。

リサーチベース
文字通りリサーチのためのサイトで、1,000文字100記事縛りでガリガリ書いていきます

ユーザベース
リサーチの結果、ニーズのあるキーワード=ユーザが見えた時、より研ぎ澄ました内容で30記事くらいのサイトを作ります

収益ベース
ユーザが流入し、且つ確実に収益になるサイトが見えた場合にだけ、収益目的のサイトも作ります

収益ベースはコンテンツ作成に対する収益効果はとても大きいですが、昨今のGoogleの方針からすぐ圏外になることも増えてきました。
なので最近はもっぱら大規模サイトにする方がユーザにも自分にも広告主にも良い結果になるだろうと考えを変え始めています。

そういう意味でも、宝になるのはリサーチベースでがむしゃらに知識を学びながらアウトプットしていくサイトだと思います。

ユーザに満足してもらう、という姿勢は同じ

Webに乗り出した動機は違えど、これからのアフィリエイターとブロガーは同じ方向に向かうと思います。
読んでくれた人が満足すること。それこそモノ書きの永遠のテーマでしょう。

その為に「自分」を全面に押し出してみるのか、それとも「テーマ」を決めて情報をメインにするのか。
ブロガーとアフィリエイターの差はここぐらいです。

でも情報がメインになるぶん、必要な全ての知識を得たらアフィリエイトサイトからはユーザが卒業していきます。
特に時期や必要とされるステージが明確なテーマ(就学や結婚など)を扱うサイトの宿命ですし、それは喜ぶべきことでもあります。

だから僕は僕で自分の言いたいことだったり、ゆるーくながーく終わりのない話題を扱いたいからこのブログをやっているという話です。

あ、最後に。
こういうアフィリエイターとしての僕の考え方に興味がある方はこのサイトに是非遊びに来てみて下さい。
「良きアフィリエイトサイトを作るためには」をテーマにしたお話をしています。

戦略的Web構築論 | Strategic Web Creation

僕のアフィリエイト技術の全てを書くサイトです

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